育休中に有給は消滅してしまう?育休明けに使い切ってしまった場合は?

育休
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2020年夏頃の出産を控え、初夏から産休育休取得予定のかんころです。

未だ見ぬ出産や子育てに期待と不安を抱きつつ、会社に所属し続け育休をとらせてもらうことを決意したわけですが、手続きについて調べれば調べるほど不明点がたくさん‼︎

特に私は毎年4月起算で有給休暇が付与されるので、5月末からの休業までに使い切るのはまず無理。使い切らなければ、消滅してしまうのだろうか……と不安になりました。

就業規則にも社員用案内にも言及されているところがなかったので色々と調べてみましたが……結論としては有給休暇は産休育休中は消滅しません!!!!!

なぜなのか?詳しくみていきたいと思います。

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有給休暇のしくみ

有給休暇とは

有給休暇の仕組みからまず理解しましょう。有給休暇は下記の通り、労働基準法で定められた使用者(雇用主)の義務であり、我々労働者の権利です。

使用者は、その雇入れの日から起算して六箇月間継続勤務し全労働日の八割以上出勤した労働者に対して、継続し、又は分割した十労働日の有給休暇を与えなければならない。

労働基準法 第39条

そしてなによりここが大事!!!この労働基準法では一番最後に出勤とみなす状況について詳しく記載されているのです。

労働者が業務上負傷し、又は疾病にかかり療養のために休業した期間及び育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律第2条第一号に規定する育児休業又は同条第二号に規定する介護休業をした期間並びに産前産後の女性が第65条の規定によつて休業した期間は、第1項及び第2項の規定の適用については、これを出勤したものとみなす。

労働基準法 第39条第10項

つまり、産休育休中も出勤したものとみなされるので、前述の「全労働日の八割以上出勤した労働者」に該当するわけです。産休だろうが育休だろうが、下記の条件の通り有給休暇が付与されます。

付与日数

パートでも正社員でも、勤続年数を満たせば週労働日数に合わせて年次有給休暇が付与されます。

原則、半年働かないと有給は発生しません。4月に入社したら、10月1日に初めて有給を使えるようになるということです。しかし、会社によって付与時期が異なる場合がありますので、就業規則を確認する必要があります。例えば私の勤めている会社は入社日から有給が付与されます。4月1日入社であればその日から10日間付与され、10月1日入社であれば5日間付与してもらえます。

労働基準法で定める最低ラインの法律が「勤続半年以上で付与してね」ということなので、入社日から有給をもらえる会社もあれば、半年経たないともらえない(半年未満で欠勤したら無給)会社もあるわけです。

有給の期限

Q1 年次有給休暇の時効は何年ですか。
A1 年次有給休暇は、発生の日から2年間で時効により消滅します(労働基準法第115条)。

年次有給休暇の付与日数は法律で決まっています 厚生労働省

上記の通り、有給休暇は2年で時効を迎えます。なお、古いものから消滅していくことになります。

育休中に退職することになったら、有給休暇はどうなる?

さて、育休中に有給休暇が発生することがわかりました。しかし待機児童問題が未だ解消しない地域もある昨今、止むを得ず復職せず退職する場合も出てきますよね。

復職をせずそのまま退職になった場合、今まで溜まっていた有給休暇は消滅します。つまり使用できません。育児休業給付金をもらっている期間だと思いますので、有給休暇を使うとなるとお給料が発生してしまいますから当たり前ですね。

法律的には、育休明けに復職をしたのちほとんどを有給休暇に充ててそのまま退職する、ということも可能です。(しかし心証がよくないですし、そもそも育休は復職を前提としたものなので、こんな退職の仕方はやめた方がいいかなと個人的に思います)

復職後有給を使い切ってしまった場合給与補填はあるのか?

復職後、子どもを保育園に預けて「仕事に精を出すぞ」と気合を入れても、実際には子どもの急病などで休みを取らざるを得ない日があると思います。私は保育士として保育園に勤めていましたが、0歳1歳なんて常に風邪やら感染症やらに罹り保護者へお迎えをお願いしたものです。

復職後有給はあるとはいえ、状況によっては使い切ってしまう場合もあるでしょう。次の手立てとしては「看護休暇」という休暇の取得が可能です。

小学校就学の始期に達するまでの子を養育する労働者は、その事業主に申し出ることにより、一の年度において五労働日(その養育する小学校就学の始期に達するまでの子が二人以上の場合にあっては、十労働日)を限度として、負傷し、若しくは疾病にかかった当該子の世話又は疾病の予防を図るために必要なものとして厚生労働省令で定める当該子の世話を行うための休暇(以下「子の看護休暇」という。)を取得することができる。

育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律

注意が必要なのが、看護休暇は無給であるため給与補填はないということです。通常の無給欠勤と違うところは、賞与査定にかかわらないことと、皆勤手当などがある場合は該当しないこと、でしょう。

その他私の会社では「育児休暇」というものが付与され、特別有給休暇として使用できる規則があります。自分の会社でどのような制度があるか調べてみましょう!

有給休暇や会社の制度をうまく利用して仕事と育児の両立をはかりたいものです。

まとめ

いかがでしたか?共働きが主流の現代、育休明けの復職後は子育てがスムーズに行くとは限りません。自分の予想していなかった展開で、会社を休んだり早退する日が出てくるかもしれません。

そういったときに有給休暇はとても貴重なもの。ぜひ活用していきたいですよね。

育休を経て同じ会社に復職すればかならず有給休暇は担保されますので安心してください。もちろん全然足りないなんてこともあるでしょうから、夫や両親など協力できる体制を休業中から整えておくことも非常に大切です。

不安は尽きませんが、産む前の今だからこそ、知識を蓄えて、少しでも余裕を持って育休を過ごせたら子どもにとっても自分にとっても良いのではないでしょうか。

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