子どもは欲しくないけど、結婚はしたい。そう思う方はある一定数いらっしゃるのではないかと思います。私の周りにも、学生時代から子どもは欲しくない派は数名いました。正直、少数派だなという印象です。
衝撃的だったのは「子供いらない派」が結婚してまもなくして離婚してしまったということです。話を聞くと相手と子どもの有無について結婚前に話し合ったにも関わらず衝突してしまったことが理由だということでした。
子どもはいらないけれど結婚したい人は、結婚前に相手をどのように選び・話し合いをすべきなのでしょうか?この記事では下記について明らかにしていきます。
子どもがいらない理由
そもそも子どもがいらない理由はどんなものがあるのか挙げてみます。
・子どもが嫌い
・経済的に無理
・自分にお金をかけたい
・親になることへのトラウマ
・妊娠出産への怖さ 等
その他下記のように、昨今の日本の経済状況や子育て支援の希薄化などが理由で子どもを持つことに消極的な人が増えているようです。
シンプルにお腹の中に別の生命体がいるのが気持ち悪いし、痛い思いして産みたくないし、産んだとしてその子が苦しい思いをしないで人生を送れるようにできる保証なんてないから子どもいらない。こんなクソみたいな世界に参加させるのも可哀想だし
— ダハハ🎶 (@haihaieraisugoi) February 6, 2021
たしかに2021年に児童手当の改正案が決定したことで子育て世代からの不満は多く出たのはもちろん、これから結婚出産を予定している人たちへも大きなインパクトを与えたのではないでしょうか。
閣議決定された児童手当法の改正案は、特例給付の対象を縮小し、年収1,200万円以上の世帯への支給を廃止する。 廃止の対象になる子供は、61万人とみられ、政府は改正による財源を保育所整備などにあてる方針だ。
年収1200万円以上 児童手当廃止へ …専門家「同じ子育て世代の”手当付け替え”に違和感」
子どもがいらない男女の割合
さて、子どもがいらないと思っている人はどの程度の割合で存在するのでしょうか。
独身の男女に対し、将来子供を何人希望するか聞いたところ、03年の調査では「0人」と回答した男性は8.6%、女性は7.2%だったが、13年の調査では男性が15.8%、女性が11.6%に増えた。
「子供ほしくない」10%超 21~30歳独身男女、厚労省調査
2013年の結果では男性の方が少し多いようことがわかります。これは結婚願望と比例しているものだと分析されているので、経済的に不安を抱える(年収が低いなど家庭を持つ自信がない)男性は結婚時代足踏みしてしまっていることが背景にありそうです。
しかし、ツイッターなどでみていると、下記のようなコメントもよく見受けられるのです。
子ども欲しくないっていう男性、ほぼいない気がする。いてもわざわざそう明言しないよね…
— 小谷 (@meigosyachiku) September 13, 2020
いいなぁ~と思う男性がいても、子どもが欲しい、とか、家庭を築きたい…という願望を持ってらっしゃることが分かると😣😣😣な気分になる。子どもは欲しくないって思ってるワイはマイノリティなんだろうなア。
— 早纪 (@NovNyanko) January 6, 2021
そう、結婚相手を探そうと思うと、子ども欲しくない男性というのは非常に少ないようなのです。これは、そもそも結婚したい男性は「子どもが欲しいから結婚したい」と思っている場合が非常に多いことが理由の一つになります。
女性は結婚して夫婦2人でまったり過ごしたい!と思っていたとしても、男性は「それなら結婚じゃなくて付き合うだけで良くない?」と思う場合が多いのでしょう。ツイッターの婚活アカウントを見ていると、男性はほとんど子どもを希望しているのがわかります。
しかし、私の親戚で、子どもを持たずに幸せに暮らしている夫婦がいます。初めから子どもがいらないという考えの妻と、妻のことが大好きなので子どもがいてもいなくても一緒に居られればそれでいいと思っている夫の組み合わせだったのでとてもうまくいっています。
相手の気持ちが尊重できるカップルであれば、子どもの有無については乗り越えていける可能性もありそうです。
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子どもがいない結婚生活のメリット
子どもがいない夫婦の結婚生活はどんなメリットがあるでしょうか。
・時間的自由が手に入る
・いつまでも男女の関係でいられる
・経済的に裕福でいられる
・仕事でのキャリアアップがしやすい
・ママ友、PTA、ご近所づきあいなどの煩わしさがない
何よりも時間的・経済的な自由が得られることが最大のメリットだと思います。子どもがいたら生活は子ども中心になり、何かとお金もかかってしまいます。自分の時間が欲しくても、夫婦2人で食事がしたくても、子どもが小さいうちはなかなかできなくなってしまいます。
また、子どもができると仕事におけるキャリアアップも厳しくなる場合がありますが、そういった心配がないのも利点ですね。
子どもが間にいない分、夫婦仲良く旅行や趣味に時間を使いながら楽しく暮らしていけるので想像するだけでワクワクします!
子どもがいない結婚生活のデメリット
・老後の寂しさや不安
・両親や親戚からのプレッシャーが辛い
・離婚しやすくなる
こうやって挙げるとデメリットが意外と少ないようにも感じますが、一番辛いのは「両親や親戚・周りからのプレッシャー」ではないでしょうか。結婚すると「子供はいつ予定しているの?」などと不躾に聞いてくる人は意外と多いんですよね。また孫が見たい両親やお節介な親戚などがいたら、口を出されることがあるかもしれません。
そういった煩わしさがない環境であればよいのですが、まだまだ結婚して子どもを持つことが当たり前の時代のような気がします。
また、子どもがいないことで離婚を考えたときにスムーズに進んでしまうかもしれないのが意外なデメリットです。子どもがいたら離婚を思いとどまるかもしれないところを、子どもがいない場合は気にする必要がなくなります。
子どもがいらない人が結婚したいときに相手を選ぶ際に重要視すべき事
さて上記を踏まえると、子どもが欲しくない人が結婚したいと思う場合は相手を選ぶ際妥協せず、しっかり吟味するべきだと思います。相手選びに重要視すべきことを挙げてみます。
自分の両親や相手の両親に考えを理解してもらえるか
デメリットでも挙げたように、孫を楽しみにしている両親や親戚の存在があるかもしれません。自分の両親であれば説得が可能でも、相手の両親に理解してもらえるかどうかはわかりません。結婚前に、子供は欲しくない旨をしっかり伝え、了承してもらえるかどうか確認を取ることが重要でしょう。
セックスレスとの違いについて意見を一致させることができるか
子どもがいらないからといってセックスレスを望んでいるわけではないことをしっかり話しておくべきだと思います。夫婦関係を良好に保つためにはこの意見を一致させておくのは重要ではないかと思います。
たとえば10年後20年後になっても子どもが欲しくならないか・夫婦2人の生活を楽しんでくれるか
現時点で子どもはいらないと思っていても、結婚してしばらくしたら「やっぱり欲しい!」と心変わりされる可能性も0ではありません。また、「今は子どもが欲しいと思っていても説得すれば心変わりするだろう」と期待してもその通りにならない場合も多いにあります。
私の周りの知人・友人たちを見た限りの話ですが 女性の場合は、心変わりする場合もなくはないですが 男性の場合は、ほとんど変わらないみたいです。 「この人、いまは子供がいらない。って言っているけど結婚したら変わるはず。」 と女性側が期待して結婚したけれども、結局男性側の意見がかわらず、 うまく行かなくなったカップルが何組かいました。
心変わりする瞬間 OKWAVE
上記は子どもが欲しい妻が欲しくない夫に対して心変わりを期待したパターンですが、「いつか」を期待するのはあまり得策とは言えませんね。
夫婦2人でも楽しめるか、この先期待されても答えることはできない旨しっかりと最初に伝えるべきです。結婚する際は、そんな意見をしっかりと受け止めてくれるかどうかを重要視すべきでしょう。
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まとめ
いかがでしたか?この記事では子どもがいらない人が結婚したい場合、相手選びで下記の点を妥協してはいけないことをお話ししました。
自分の両親や相手の両親に考えを理解してもらえるか
セックスレスとの違いについて意見を一致させることができるか
たとえば10年後20年後になっても子どもが欲しくならないか・夫婦2人の生活を楽しんでくれるか
結婚を考えている男性で子どもを希望しない人はあまり多くないものの、0ではありません。自分の意見をしっかり伝え理解してもらうことで、結婚後もトラブルなく夫婦仲を継続できるようにしたいですね。
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