妊婦の新型コロナウイルス対策でできること【考えすぎなんてことはナイ!】

妊娠中
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2020年3月現在、「新型コロナウイルス」という言葉が世界中で飛び交っています。中国の武漢市で2019年12月に発生してから約3ヶ月、日本でも流行し、その勢いは止まることを知りません。2002〜2003年ごろに流行したサーズ(SARS)よりも強い感染力を持つと言われているこのコロナウイルスは、世界中の人々を脅かしています。

このウイルス、お年寄りや基礎疾患のある方は重症化しやすいと言われていますが、私たち妊婦はこのウイルスに対してどのような存在であるのでしょうか?妊婦の罹患リスクについて日本メディアが取り上げていないのが現状ですが、一般的な健常者とはワケが違いますよね。だってお腹に一人人間を抱えているんだから。

今回は新型コロナウイルスの現時点での情報を挙げた上で、妊婦の方がしている対策・できる対策をまとめていこうと思います。

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妊婦の発症例

妊婦の発症事例は中国にて確認され、3月上旬に下記のようなニュースとして発信されました。

新型コロナウイルスの感染が確認された妊婦が今月6日に出産した赤ちゃんが、陰性判定を受けたことが分かりました。

大邱市によりますと、8日午前0時時点で感染者5378人のうち、妊婦は6人、産婦は1人となっています。

保健当局は、新型コロナウイルスによる母から子への垂直感染はないとみており、その根拠として、中国・武漢で新型コロナウイルスに感染した妊婦9人が健康な赤ちゃんを出産し、赤ちゃんへの感染を示す証拠が確認されていないことが挙げられています。

新型コロナ感染した妊婦が出産した赤ちゃん「陰性」KBSWORLDRadio

 このニュースを見た時、最初は「お腹の子に感染する心配はないのね…」と安心しましたが、事例の母数があまりに低いので正直今後どうなるかわからないという不安の方が大きくなりました。その後数日後に出たニュースが下記です。

中国広州市にある中山大学付属病院の研究チームは13日までに、武漢市を除く中国国内で新型コロナウイルス感染のため入院し、帝王切開で出産した妊婦10人の症例を調べ、感染症専門誌ジャーナル・オブ・インフェクション電子版に発表した。

このうち9人は健康な新生児が誕生し、母子感染はなかったが、重症の1人は死産となった。

中国で重症妊婦が死産 新型コロナ感染影響か 胎児機能不全例も・中山大調査YAHOO!JAPANニュース 

重症患者の子供は死産してしまったという悲しいニュースでした。死産が一番悲しい、やるせないです。他の妊婦さんが帝王切開を行うことになったのも、ウイルス感染が影響していると言われているので、これは人ごとではないですよね。健康で生まれた子も、この後の成長過程で何か不全が起きてしまうのではないか?未知の可能性は計り知れません。

妊婦はコロナにかかりやすい?

産婦人科を舞台にしたドラマ「コウノドリ」のモデルになった先生が、「妊婦さんは重症化する可能性がある」として下記のような記事で妊婦さんに注意を呼びかけていました。

妊婦さんのおなかの中にいる赤ちゃんは、半分は妊婦さん自身の、もう半分はパートナーのDNAですよね。このためパートナーのDNAを半分持つ赤ちゃんを「異物」と捉えて体内で「攻撃」しないように、免疫寛容という、免疫機能を抑制するメカニズムが妊婦さんに働きます。ですので、基本的に妊娠すると、病原体やウイルス感染細胞、がん細胞などの異物の排除をする「細胞性免疫」が下がります。

すると妊婦さんは新たな感染症や、ウイルス、がんなどに対して寛容(トレランス)な状況を体内に作っていることになり、赤ちゃんが育ちやすいと同時に、ウイルスやがん細胞も育ちやすくなります。

新型コロナウイルスで妊婦の注意点 胎児への影響は 日経DUAL

 免疫が下がる妊婦さんは、通常よりもコロナがかかりやすい上、抗ウイルス薬として名が挙がっている「アビガン」も使用できないため徹底的な予防が必要であることがわかります。健康であれば重症化しない、若ければ軽い症状で済む、母子感染はしない、など様々言われていますが、お腹に大事な赤ちゃんを抱えている私たちにとっては見えない命を守る大事な役割を担っているので、人一倍コロナへの恐怖を抱いているのです。

 

妊婦のコロナ対策の現状

とはいえ妊婦のこの恐怖心に対して日本政府が具体的な対策を掲げてくれているわけではありません。なんなら、妊婦の「に」の字もあがりません。少子化と言われているこの時代、これから生まれてくる未来の子どもたちを守りたいだけなのに…。

一部の企業では、妊婦を高齢者や基礎疾患のある人と同じように「ハイリスク」として認定し、時差出勤や在宅勤務の対象とする対策をしています。しかし、まだまだそういった理解は浸透していないのが現実です。

医療現場や保育現場は人手不足で休みたくても休めないし、ただでさえ感染リスクの高い職場でビクビクしながら仕事をしている人もいます。

保育士や看護師など、人手が必要な現場は、そう簡単には休めません。在宅勤務やリモートワークは不可能です。私も元保育士として働いていた経験がありますが、保育士って「私が今この程度の体調不良で休んだら、○○先生に迷惑かかるし、有給休暇予定の△△先生にも出勤してもらわなくちゃならなくなる…」と色々考えてしまって結局休めなかったりするんですよね。

もともと人手が足りない現場ですので、みんなで乗り越えていこうという絆があり、そのプレッシャーから”自分から休みたい”だなんて言えない状況なのです。

そんな状況から、働く妊婦さんたちはツイッターなどで、政府やメディアなど影響力が大きい人たちに向けて、妊婦の働き方改革を訴えています。「何をそんな大げさな」といった声ももちろんあります。しかし住んでいる場所や職場環境など人によって様々なバックグラウンドがあり、不安を抱えています。お腹の赤ちゃんを守るためにはやり過ぎくらいがちょうどいいのではないかと私は考えます。

男女雇用機会均等法による「妊婦の通勤緩和」

「男女雇用機会均等法」という法律で、妊婦の通勤緩和規制について記されています。

第十三条 事業主は、その雇用する女性労働者が前条の保健指導又は健康診査に基づく指導事項を守ることができるようにするため、勤務時間の変更、勤務の軽減等必要な措置を講じなければならない。

雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律

知り合いは、この法律を利用してかかりつけの産婦人科の先生に「母性健康管理指導事項連絡カード」を記入してもらい、勤務時間を短縮してもらっていました

「母性健康管理指導事項連絡カード」とは診断書のようなもので、先生にお願いすると書いてもらえる書類です。(場合によって文書発行料などがかかります)知り合いは満員電車への不安が強かったものの自分から会社へ打診することができなかったため、この書類を使って「お医者さんからの指示です…」と会社に提出したそうです。

会社は医者の指導によって対策を取らなければならない法律に従う義務があります。「通勤緩和」は仕事をお休みすることも含まれますので、会社と相談できるのであればこの書類をつかって話し合ってみましょう。

まとめ

日々感染拡大を続ける新型コロナウイルス。正直「どうして妊娠中にこんな事態になるの〜!!」という気持ちです。夫もコロナ感染について心配はしてくれているものの、私や、妊娠経験者の実母・義母よりははるかに危機感が薄いように感じます。

夫婦での気持ちの差が生まれ、「私、心配しすぎなのかな…」と不安にもなります。しかし同じくお腹に大事な命を抱えた妊婦さんたちはこの不安と恐怖を抱えていて、頑張って乗り切ろうと踏ん張っていることを、ツイッターなどで実感することができます。

少しでも私を含め日本の妊婦さんが安心できる状況を作ってもらえるように、引き続き世の中に訴え続けていきたいと思います。そして何より自分自身で出来る感染予防をしっかりしていきたいと思います。

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